一度きりのステージのために生まれた、ふたりの名歌い手の出会い。
井上陽水と玉置浩二、声質の違うふたりが重なる瞬間に、特別な余韻が残る一曲。
基本情報
- 1986年9月25日リリース
- 作詞:井上陽水、作曲:玉置浩二
- 神宮球場ジョイントコンサート「スターダスト・ランデヴー井上陽水・安全地帯LIVE AT 神宮」のために書き下ろされた楽曲
- 男男デュエット
- 全体評価(★★★☆☆)
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井上陽水 は1969年にアンドレ・カンドレ名義でデビューし、1972年に本名で「人生が二度あれば」で再デビューしたシンガーソングライター。
1973年のアルバム『氷の世界』は日本初のミリオンセラー作品となり、「傘がない」「夢の中へ」「少年時代」など数々の名曲を残してきた、日本のフォーク・ニューミュージック界を代表する存在。
1980年代には安全地帯に「恋の予感」を提供するなど、他アーティストへの楽曲提供でも知られる。
安全地帯(玉置浩二) は1973年に北海道・旭川で玉置浩二を中心に結成されたロックバンド。
井上陽水のバックバンドとして全国ツアーを経験したのち、1982年に「萌黄色のスナップ」でメジャーデビュー。
1983年の「ワインレッドの心」が大ヒットし、「恋の予感」「熱視線」「悲しみにさよなら」など数々の名曲を送り出した。
ボーカルの玉置浩二は表現力豊かな歌声で知られ、井上陽水とは師弟関係にも近い間柄として知られている。
曲の印象
タイトルの通り、夏の終わりの空気をそのまま閉じ込めたようなしっとりとしたバラード。
井上陽水と玉置浩二というまったくタイプの違うふたりの歌声が、静かに重なり合っていく構成になっている。
歌詞は、ある恋人同士の何気ない一日を描いているように聞こえる。
今日の優しいやり取りと昨日のすれ違いが対照的に並べられ、楽しい時もぶつかる時もあるからこそ、ふたりだけの関係が築かれていくというニュアンスが伝わってくる。
サビでは、ただ夜空を見上げているだけで満たされるような、相手への深い想いが描かれているように感じられる。
そして後半では別れを思わせる場面も登場し、ふたりが交わした言葉そのものが、夏の終わりの夜を彩る大切な記憶として残っていくような余韻が漂う。
この曲は、もともと1986年に神宮球場で行われた井上陽水と安全地帯のジョイントコンサートのために書き下ろされた、いわば一夜限りのスペシャル企画曲だった。
ふたりが揃ってステージでこの曲を歌う機会はその後も数えるほどしかなく、長く歌い継がれている割には「特別な一曲」という色合いが濃いのもこの曲の特徴。
だからこそ、デュエットで歌うこと自体に、ちょっとした物語性を感じられる曲でもある。
ハモリ
全体傾向
基本的にAメロ・Bメロは井上陽水パートと玉置浩二パートが交互にソロで歌い進めていく構成。
その交互パートの中で、歌詞に「〇〇のハーモニー」という言葉が出てくるフレーズの部分だけ、ふたりの声が重なってハモる。
この部分のハモリは主旋律とハモリパートが交互になる。
さらにサビでは、井上陽水が主旋律を歌い、玉置浩二がそこにハモリをつける形になっている。
注意ポイント
ハモリ側は主旋律を邪魔しないよう声量とタイミングに気をつけたい。
「〇〇のハーモニー」のフレーズは主旋律なのかハモリなのか間違えないように確認しておくと良い。
一人練習
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おすすめのハモリパート練習動画(井上陽水パート)👇
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おすすめのハモリパート練習動画(玉置浩二パート)👇
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DAMの場合
- ガイドボーカル対応
※DAMの注意点
曲で検索するとガイドボーカルがない時がある。
上部のタブで「通常曲」をクリックするとガイドボーカル対応になります。
JOYSOUNDの場合
- ガイドボーカル対応なし
こんな人におすすめ
- しっとりとした昭和バラードのデュエットを歌いたい人
- 井上陽水・玉置浩二(安全地帯)の歌声が好きな人
- ある程度歌い慣れていて、表現力で魅せたい人
- 王道のラブソングよりも、少し物語性のあるデュエットを選びたい人
まとめ
- 原曲の雰囲気に寄せようとするとやや難易度は高め
- 玉置浩二パートはハモリパートが多め
- 派手に盛り上がるタイプの曲ではなく、しっとり聴かせる系統
全体評価:★★★☆☆
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歌い手としての表現力がそのまま伝わってくる楽曲なので、しっかり歌いこなせれば印象に残るデュエットになる。
ハモリ自体は交互パートの中の「ハーモニー」のフレーズとサビの2か所に絞られているため構成は把握しやすいが、ソロパートを聴かせる力が求められるため、ある程度歌い慣れたふたりが挑戦すると楽曲の良さを引き出しやすい。
盛り上がるタイプの曲ではなく、最後まで聴かせる力で勝負する一曲なので、デュエットの締めくくりや特別な一曲として選ぶのに向いている。
ひとこと
当時はサブスクもなく、原曲を繰り返し聴いてハモリをなんとなく耳コピしてた。
今回あらためて確認してみたら、どちらが歌っているかすら間違えていた箇所があってびっくり。
男性同士でこの曲を歌いこなせたら、ちょっとかっこいいですよね。
こういう人は歌ってみて!
ふたりで声を合わせる楽しさより、ふたりで一つの物語を歌い上げる感覚を味わいたいなら、この曲はきっと特別な記憶に残る一曲になる。
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