「不器用でも、一度愛したら離れない」——そんなふたりが東京の片隅で出会う物語。
男女が交互に言葉を投げ合いながら、やがてひとつの気持ちへと重なってゆく昭和歌謡の名デュエット。
基本情報
- 1984年1月21日リリース
- 作詞:なかにし礼、作曲:浜圭介
- 男女デュエット
- 全体評価(★★★★★)
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黒沢年男(現・黒沢年雄)は1944年生まれ、神奈川県横浜市出身の俳優・歌手。
1964年に東宝映画第4期ニューフェイスとしてデビュー後、映画・テレビドラマで精力的に活動。
1978年には同じくなかにし礼×浜圭介のコンビによる楽曲で歌手としても大ヒットを記録し、低音の色気ある歌声で広く知られる。
叶和貴子は1956年生まれ、北海道函館市出身の女優。
桐朋学園短期大学音楽科を卒業後、ピンク・レディーや郷ひろみのバックコーラスを経て、1980年にTBSドラマ『源氏物語』の紫の上役で女優デビュー。
「和服の似合う美人女優」として1980年代のテレビドラマを中心に人気を集めた。
曲の印象
「東京砂漠」というタイトルが象徴するのは、都会の孤独や乾いた感情だ。
人ごみの中にいながらも満たされない、そういう心の状態を砂漠になぞらえた表現は、昭和の歌謡曲がもっとも得意としたものだった。
歌の内容は、傷を抱えたふたりの出会いを描いたもの。
男は不器用で遊びができないと自分を語り、女はひとを愛しては泣いてきた過去をさらけ出す。
お互いの弱さをさらし合うことで距離が縮まり、「似たもの同士」という言葉でひとつになっていく——そういう情景が丁寧に積み重なっていく曲だ。
サウンドは正統派の昭和歌謡。
派手な展開はないが、メロディに起伏があり、情感を乗せやすい。
決して明るい曲ではないが、重すぎるわけでもなく、しっとりとした大人の雰囲気がある。
カラオケで歌う前から、何となく「今日はこういう曲を歌いたい」という気分の日に自然と選びたくなる一曲だと思う。
ハモリ
全体傾向
この曲にハモリはありません。
男声と女声がAメロで交互にセリフのようにやり取りし、サビで声を合わせる掛け合い型の構成。
ハモリはなく、ふたりが同じメロディをユニゾンで歌う箇所と、完全に役割を分けた掛け合い箇所とで成り立っている。
歌詞の構造が「男のせりふ→女の返し→男女合唱」というパターンで繰り返されるため、ふたりの会話として成立しやすい。
セリフのように役柄に入り込んで歌うほど、この曲の魅力が出てくる。
注意ポイント
ユニゾンのサビは音程を揃えることが大事。
掛け合い部分は焦らず、相手のセリフが終わってから入るのがポイント。
テンポを守りながらも、せりふを語るような間合いが自然に出ると、曲の世界観が伝わりやすい。
一人練習
自宅練習
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サブスク上ではカラオケ音源(歌唱なし)での配信となっています
※サブスクリプション登録が必要です
YouTubeでは動画をあげてくれてる方がいます。
公式での曲紹介や情報が少なく、発見次第追記します。
「デュエット大ヒット大全集」に収録されてます。
他にも大ヒットしたかつてのデュエット曲が収録されています。
参考 収録曲
[Disc1]
1.ふたりの大阪/(都はるみ)[3:57]
2.居酒屋/(五木ひろし)[3:50]
3.アマン/(菅原洋一)[3:36]
4.今夜は離さない/(橋幸夫)[3:35]
5.愛が生まれた日/(藤谷美和子)[5:20]
6.もしかしてPart2/(美樹克彦)[4:20]
7.男と女のラブゲーム/(武田鉄矢)[3:55]
8.麦畑/(オヨネーズ)[4:58]
9.浪花姉妹/(島倉千代子)[4:08]
10.星空に両手を/(島倉千代子)[4:01]
11.赤いグラス/(アイ・ジョージ)[3:40]
12.東京ナイト・クラブ (モノラル録音)/(フランク永井)[3:58]
13.青い山脈 (モノラル録音)/(藤山一郎)[3:20]
14.旅の夜風 (モノラル録音)/(霧島昇)[3:27]
[Disc2]
1.北空港/(浜圭介)[3:39]
2.忘れていいのー愛の幕切れー/(小川知子)[4:45]
3.償いの日々/(財津和夫)[4:32]
4.ロンリー・チャップリン/(鈴木聖美 with ラッツ&スター)[4:49]
5.泣きながら夢を見て/(佳山明生)[4:38]
6.別れても好きな人/(ロス・インディオス)[3:16]
7.ふたりのラブソング/(都はるみ)[4:47]
8.3年目の浮気/(ヒロシ&キーボー)[3:37]
9.愛の奇跡/(ヒデとロザンナ)[2:16]
10.愛は傷つきやすく/(ヒデとロザンナ)[3:18]
11.東京砂漠のかたすみで/(黒沢年男)[3:59]
12.東京めぐり愛/(石川さゆり)[4:26]
13.昭和枯れすゝき/(さくらと一郎)[4:35]
14.浪花恋しぐれ/(岡千秋)[4:17]
DAMの場合
- ガイドボーカル対応
※DAMの注意点
曲で検索するとガイドボーカルがない時がある。
上部のタブで「通常曲」をクリックするとガイドボーカル対応になります。
JOYSOUNDの場合
- ガイドボーカル対応
- 男性ボーカル入り
- 女声ボーカル入り
女性ボーカル入り・男性ボーカル入り(ボーカルアシスト)とは
ボーカリストの生の歌声ではなく、合成音声(バーチャルシンガー)による歌唱です。
ボーカロイドが歌っているような感じになります。
両メーカーとも、ひとカラデュエット出来ます!(一人カラオケデュエット)
こんな人におすすめ
- 昭和歌謡・演歌系のデュエットを探している人
- しっとりとした雰囲気の曲を歌いたい人
- セリフ調の掛け合いが得意で挑戦してみたい人
- 曲に「ストーリー」を感じながら歌いたい人
まとめ
- メロディの起伏はあるが無理な高音は少なく、語りかけるように歌えばよいので比較的入りやすい。
- ハモリなし。掛け合い中心の構成。
- 激しい盛り上がりはないが、しっとりと空気が変わる種類の存在感がある。
全体評価:★★★★★
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ハモリがない分、ふたりの声の個性がそのまま出る曲だ。
技術的な難しさは高くなく、男女でパートを分けてセリフのように歌うだけでデュエットとして十分に成立する。
声が似ていないふたりでも、むしろ対比が面白くなる曲なので、初めてのデュエットでも挑みやすい。
昭和歌謡や演歌が好きな人には特に刺さる一曲で、カラオケの場の空気をすっと変えてくれる。
ひとこと
ハモリがない分、ふたりの声がそのままぶつかり合う曲です。
祖父母がよく口ずさんでいた記憶があって、子どもの頃は「なんだかしんみりした曲だな」くらいにしか思っていませんでした。
でも大人になってから歌ってみると、セリフのような言葉のやり取りがじわじわ沁みてくるんですよね。
叶和貴子さんの色気と、黒沢年男さんの低音の落ち着き——この組み合わせが昭和の空気をそのまま連れてきます。
「ザ・ハングマン」世代なら特にグッとくるはず。
一度ふたりで歌ってみてください。
こういう人は歌ってみて!
ふたりでこの曲のふたりになりきって、言葉を届け合うだけでいい。
それだけで、なぜかこの曲は完成する。
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