昭和のダンスホールがそのまま浮かんでくるような、大人の男女デュエット。
「離さない」の一言に込められた駆け引きと本気が、聴くたびにじんわり効いてくる一曲。
基本情報
- 1983年7月21日リリース
- 作詞:藤波研介 作曲:幸耕平
- 男女デュエット
- 全体評価(★★★★★)
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橋幸夫は1960年に「潮来笠」でデビュー、舟木一夫・西郷輝彦とともに「御三家」と呼ばれた昭和歌謡を代表する存在。
のちの1983年にはビクター音楽産業からリバスター音産へ移籍し、副社長にも就任している。
安倍里葎子 は北海道札幌市出身。
地元の音楽喫茶で歌っていたところを平尾昌晃にスカウトされ、1970年にシングル「愛のきずな」でデビューし、その年の日本レコード大賞新人賞を受賞した。
本曲の相手役はディレクターの発案による覆面オーディションで選ばれており、橋幸夫自身も後年「これはいい」と直感したと語っている。
本曲のヒット後、安倍は松方弘樹・桜木健一・林与一など次々と別の相手とデュエット曲を発表し、「デュエットの女王」の異名を得ることになった。
曲の印象
タイトルの「離さない」がそのまま曲全体のムードを表している。
抱き寄せて踊り続けたい、今夜だけは離れたくない、という男女それぞれの本音を交互に歌い上げていく構成で、恋を「魔法」やお酒の酔いにたとえるフレーズが繰り返し登場し、夜風や素肌といった描写も相まって、ダンスホールで密着して踊るふたりの情景が自然と浮かんでくる。
歌詞の中では、女性側が素直に甘えられない胸の内を歌い、男性側はそんな相手をからかいながらも本気で見つめている――そんな掛け合いになっている。
派手な盛り上がりというよりは、密着したふたりだけの空気感をじっくり聴かせるタイプの曲で、昭和の男女デュエットらしい「大人の掛け合い」を楽しむ一曲だと言える。
ハモリ
全体傾向
本曲はハモリのないデュエットで、女性ソロ→男性ソロ→女性ソロ→ユニゾン→男性ソロ→ユニゾンという構成で進む。
ふたりが同時に歌うパートも、音を重ねてハモるのではなく、同じメロディを一緒に歌う「ユニゾン」であることが確認できている。
注意ポイント
ユニゾンパートは相手と同じメロディをなぞるだけなので、音程を合わせて声を重ねる意識さえあれば大きくつまずくことは少ないはず。
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男性ボーカル入り・女性ボーカル入り(ボーカルアシスト)とは
ボーカリストの生の歌声ではなく、合成音声(バーチャルシンガー)による歌唱。
ボーカロイドが歌っているような感じになる。
両メーカーとも、ひとカラデュエット出来ます!(一人カラオケデュエット)
こんな人におすすめ
- ハモリなしで気軽にデュエットに挑戦したい人
- 昭和の歌謡曲・演歌調のデュエットが好きな人
- しっとり密着感のあるダンスチューンを探している人
まとめ
- ソロパートが交互にはっきり分かれているので、初心者でも入りやすい
- ハモリはなく、重なる箇所はすべてユニゾン
- 派手さより、ふたりの空気感でじわじわ聴かせるタイプ
全体評価:★★★★★
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ハモリがない分、デュエット初心者やハモリに自信のないふたりでも取り組みやすい曲だと思う。
ソロパートで役割がきっちり分かれているので、事前に「どこを誰が歌うか」で迷うことが少なく、その意味では準備がしやすい部類のデュエットと言える。
一方で、昭和歌謡らしいしっとりとした間の取り方や、男女それぞれの心情を歌い分ける表現力が問われる曲でもあるので、ただ音を追うだけでなく、歌詞の掛け合いを楽しみながら歌うと魅力が引き立つはず。
ひとこと
この曲を聴くと、昔スナックでよく歌われていた”替え歌”を思い出す。
中身はとても書けないくらいきわどいやつだったけれど、あれはうたしるべの周りの地域だけの話だったのだろうか。
調べても情報は出てこなかったので、心当たりがある人がいたらこっそり教えてほしい。
こういう人は歌ってみて!
ハモリの練習に気後れしてデュエットを避けてきたなら、この曲からで大丈夫。
ソロで自分のパートを歌いきるだけで様になる、そんな一曲。
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