羽田ブルース / シシド・カフカ feat.横山剣 with CRAZY KEN BAND

★★★★☆

シシド・カフカが「横山剣と一緒に歌いたい」と望んで実現したコラボデュエット。
CRAZY KEN BANDのソウルフルなサウンドに乗せて、怒りと未練が入り混じる男女の掛け合いをかっこよく歌い上げる一曲。

基本情報

  • 2017年10月4日リリース 
  • 作詞・作曲: 横山剣
  • 男女デュエット
  • 全体評価(★★★☆
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シシド・カフカはメキシコ生まれ、アルゼンチン育ちという異色の経歴を持ち、2012年にドラムを叩きながら歌うという独自のスタイルでソロデビュー。
モデルや女優としても幅広く活動し、2017年にはNHK連続テレビ小説「ひよっこ」への出演で一躍注目を集めた。

横山剣は1960年横浜生まれ、横浜本牧を拠点に1997年にCRAZY KEN BANDを結成。
ファンク、ロック、ソウルなどあらゆるジャンルを横断するその音楽性は”東洋一のサウンドマシーン”とも称される。

曲の印象

タイトルに「ブルース」とあると、しっとり重めの演歌調を想像するかもしれない。
ところが実際に聴いてみると、歌謡曲っぽいグルーヴ感とCRAZY KEN BANDらしいゴキゲンなサウンドが合わさった、独特の”オシャレなスナック感”とでも言うべき仕上がりになっている。

歌の内容は、喧嘩別れしたような男女が、それぞれの視点から相手への不満と未練を交互にぶつけ合いながら、気づけば羽田空港へ向かってしまっているような情景を描いている。
女性パートは憤慨しながらも後ろ髪を引かれるような複雑な感情を、男性パートは強がりながらも相手を追いかけずにはいられない男心を歌い上げる。
二人の言い分がすれ違いながらも、どこかお互いを必要としているのが伝わってくるのが面白い。

横山剣の世界観が全開で、昭和歌謡へのリスペクトが随所に滲む歌詞の語感と、軽快でリズミカルなサウンドが絶妙にマッチしている。
「スナックで情念を込めて歌ってほしい」、そのイメージ通りの曲。

ハモリ

全体傾向

この曲の構造は「パート交代型」が中心で、女性パートと男性パートが交互に自分の言い分を語り合うような構成になっている。
いわゆるがっつりハモるというよりは、それぞれのキャラクターをしっかり立てた”言い合い系デュエット”というイメージが近い。

部分的にユニゾンで声を重ねたり、サビあたりでふたつの声が掛け合いのように絡む瞬間があるが、基本は交互に歌い継いでいく形。

注意ポイント

サビの掛け合い部分は、音程を揃えるよりも言葉のタイミングと勢いを合わせる。

一人練習

自宅練習

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パート別の練習音源は確認できていないため、まずは原曲を繰り返し聴いて自分のパートの入りとリズムを体に馴染ませるのがおすすめ。
女性パートと男性パートの交代ポイントが複数あるので、歌詞カードを手元に置きながら確認すると良い。
女性パートは原曲でも聴き取りやすい。

男性パートのコツ:強がりの中に色気を忍ばせる

  • 横山剣の声は力強くても押しつけがましくない独特のゆとりがある
  • 語るように歌うと昭和歌謡感が出てハマりやすい
  • 男性には少し高めに感じる箇所があるかもしれないので、事前にキー確認をする

女性パートのコツ:怒りと未練を両立させる

  • 憤慨しているようでどこか色気がある、昭和のヒロイン感を意識する
  • きれいに歌いすぎると曲の世界観から浮いてしまうので、少し荒削りなくらいがちょうどいい
  • 台詞回しに近い部分は、歌というよりしゃべるように乗せる感覚で

Music Video(Short Ver.)👇 (フルは探しましたが確認できませんでした)

DAMの場合

  • ガイドボーカル対応なし

JOYSOUNDの場合

  • ガイドボーカル対応なし

こんな人におすすめ

  • 昭和歌謡や歌謡曲の雰囲気が好きな人
  • ふたりで「演じながら歌う」デュエットがしてみたい人
  • CRAZY KEN BANDやシシド・カフカを知っていて歌いたい人
  • 盛り上がり重視よりも「渋くキメたい」「おもしろいことをしたい」という人

まとめ

音域は広くないので聴き込めば歌える
ハモリより「ずらし」と「応答」が主体
昭和歌謡ムードの新曲という雰囲気

全体評価:★★★★☆

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音域は広くなく、パートも明確に分かれているため、担当分けはしやすい曲。
リズムの取り方と歌詞の乗せ方に独特の”歌謡曲感”がある。
音程より「ふたりの間で世界観を共有できるか」にかかっている曲なので、気が合う相手と歌うのがベスト。

ひとこと

MVを観たとき、シシド・カフカがトレードマークのロングヘアを50cmバッサリ切るシーンに完全にやられた。
曲の世界観と断髪のインパクトが重なって、思わずシビレタよ。

ガイドボーカル非対応で、相手もいないのにひとりでせっせとデュエット曲を練習している自分に気づいたとき、ちょっと笑えた。
それでもまた聴いてしまう、そんな曲。

こういう人は歌ってみて!

バラードは恥ずかしい、でも普通のデュエットじゃ物足りない。
そんなあなたが求めていたのは、きっとこの曲です。

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