今日のデュエット、何を歌おうか迷っていませんか?
「盛り上がる曲じゃなくていい、ふたりでしっかり歌える曲が選びたい」——そんな人に読んでほしい。
今回紹介するのは、Peabo BrysonとRoberta Flackによる1983年のデュエット「Tonight, I Celebrate My Love」。
全米チャートに29週間ランクインし続けた、洋楽バラードの定番曲です。
曲の世界観、ハモリの特徴、一人練習の方法をまとめたので、カラオケに行く前にさっと読んでいってほしい。
基本情報
- 1983年6月24日リリース
- 作詞:Gerry Goffin 作曲:Michael Masser
- 男女デュエット
- 全体評価(★★★★☆)
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Peabo Bryson(ピーボ・ブライソン)は1951年、サウスカロライナ州グリーンビル生まれのR&Bシンガー。
14歳からプロとして活動をはじめ、1977年にCapitol Recordsと契約。
テナーとしての豊かな声質と、くだけすぎず押しつけがましくもないロマンティックなスタイルで知られ、Natalie Coleとのデュエットや、のちにCéline Dionとの「Beauty and the Beast」でグラミーを受賞するなど、デュエットの名手としても名高い。
Roberta Flack(ロバータ・フラック、1937〜2025)は、ノースカロライナ州生まれのシンガー・ピアニスト。
15歳でハワード大学に入学し、クラシックピアノを修めた後、R&B・ジャズ・ゴスペルを横断するスタイルで独自の表現を確立した。
「The First Time Ever I Saw Your Face」と「Killing Me Softly with His Song」でグラミー最優秀レコード賞を2年連続受賞した唯一のアーティストとしても知られる。
その声質はコントラルト(低音域の女声)で、深みと温かみが特徴的だった。
曲の印象
タイトルだけ聞くと、盛大な祝福ソングをイメージするかもしれない。
実際は、静かな夜に愛するひとと二人でいる、その時間そのものを大切にしたいという気持ちを歌ったバラードだ。
外の世界から切り離されたような、ふたりだけの場所を思わせる情景と、夜空の星が輝くような幻想的なイメージが重なり合っている。
曲の根っこにあるのは「今夜、あなたへの愛を祝おう」という、シンプルだが深い思いだ。
言葉をたくさん並べるのではなく、同じフレーズを繰り返しながらその感情を積み上げていく書き方で、歌っているうちにこちらも気持ちが入ってくる。
アレンジはストリングスとシンセが溶け合った、1980年代らしいゴージャスな作り。
それでいて過剰にならず、ふたりの声が中心に据えられている。
テンポはスローバラードで、急かされる感じが一切ない。
ロマンティックな世界観に浸れる曲だ。
この曲にはちょっと興味深い裏話がある。
もともとDiana Rossのために書かれ、その後Barbra Streisandへのオファーも検討された曲を、Roberta FlackがMasserを説得して自分たちで録音にこぎつけた。
その経緯を知ると、Flackがこの曲に感じた何かが伝わってくるような気がする。
リリース後、Billboard Hot 100で16位を記録し、チャートに29週間ランクインするというロングヒットになった。
またアメリカのソープオペラ「デイズ・オブ・アワー・ライブス」の人気カップルのラブテーマ曲としても使われ、ドラマファンの間で長く愛され続けた。
ハモリ
全体傾向
この曲はイントロからRoberta Flackが単独でリードし、Peabo Brysonがその後に続く形でバトンを渡しながら曲が進む。
完全な交互パターンではなく、フレーズによっておのおのが長く歌う箇所と、短く受け渡す箇所が混在している。
サビ周辺ではふたりのパートが重なる場面があり、一方がメロディを保ちながらもう一方がそれを支える形になっている。
声質の対比が大きな聴きどころで、BrysonのテナーとFlackのコントラルトは音域が重なりすぎず離れすぎず、互いを引き立てる関係になっている。
ハモリが目立つというよりは、ふたりの声が自然に溶け合うように設計されている印象だ。
注意ポイント
この曲はテンポが落ち着いている分、声量のコントロールとフレーズの終わり方が耳に残りやすい。
勢いで乗り切る曲ではなく、一音一音の処理が聴こえやすい構造になっている。
特に、フレーズの引き渡しのタイミングがずれると流れが途切れて聴こえるので、ふたりで事前に確認しておきたいところだ。
一人練習
自宅練習
🎵 サブスクで聴く → YouTube Musicで聴く Spotifyで聴く
※サブスクリプション登録が必要です
ゆっくりとしたテンポを活かして、言葉の一つひとつを丁寧に届けるように歌うのがポイントです。
和訳を見てさらに歌を深めよう。→ おすすめサイト
Peabo Brysonパートを動画であげてくれている方がいます。
(めちゃ上手です)
MVで歌の全体をつかむ👇
DAMの場合
- ガイドボーカル対応なし
JOYSOUNDの場合
- ガイドボーカル対応なし
こんな人におすすめ
- 80年代R&B・ソウル・AOR系のバラードが好きな人
- 派手に盛り上げるより、雰囲気を大切にしたい人
- 英語の歌に抵抗がなく、洋楽定番曲を選びたい人
まとめ
- テンポはゆっくりで音域も極端に広くない
- ハモリの複雑な技術はいらない
- 聴いている人を静かに引き込む曲
全体評価:★★★★☆
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英語のバラードのなかでは知名度が高く、歌詞の内容もシンプルで感情に乗りやすい。
「声が合うかどうか」が仕上がりを大きく左右する曲なので、男女ペアのように音域に差があるほど声の対比が活きて、より聴き映えします。
難しい技術を要求する曲ではないが、丁寧に歌おうとするほど味が出てくるタイプで、うまく歌えた時の充実感は高い。
ひとこと
洋楽好きの知人に教えてもらって知った曲。
覚えやすくて難しいハモリもないのに、歌えば歌うほど深みが出てくる。
初めて聴いた頃は恋愛の「こ」の字もわからなかったのに、今では好きな洋楽デュエットの一つになりました。
聴いていた頃の記憶と一緒に歌える曲って、いいですよね。
こういう人は歌ってみて!
今夜のデュエットに、特別感を持たせたいなら。
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