虹と雪のバラード / トワ・エ・モワ

★★★☆☆

1972年札幌オリンピックのテーマソングとして知られる、どこか懐かしく凛とした男女デュエット。
サビの重なり方が1番と2番で変化する、じっくり聴くほど発見のある一曲。

基本情報

  • 1971年8月25日リリース 
  • 作詞:河邨文一郎  作曲:村井邦彦
  • 1972年札幌オリンピック(冬季大会)テーマソング
  • 男女デュエット
  • 全体評価(★★★☆☆)
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トワ・エ・モワ は1969年に山室英美子(現・白鳥英美子)と芥川澄夫によって結成された歌謡ポップ・デュオ。
同年「或る日突然」でデビューし、「空よ」「誰もいない海」「愛の泉」などのヒット曲を持つ。
1973年に一度解散したが、1997年に再結成のきっかけを得て、翌98年から本格的に活動を再開。
「虹と雪のバラード ’98ヴァージョン」もリリースしている。

「虹と雪のバラード」はトワ・エ・モワにとって9枚目のシングル。
1972年2月に開催された札幌オリンピックのテーマソングとして制作され、東京五輪の「東京五輪音頭」や大阪万博の「世界の国からこんにちは」に倣い、複数の歌手による競作という形で発表された曲のひとつでもある(黛ジュン、菅原洋一、佐良直美なども同曲を歌っている)。
その中でもトワ・エ・モワ版は、大会の開催に合わせて徐々に売上を伸ばし、オリコン最高7位、累計60万枚を売り上げるヒットとなった。

曲の印象

行進曲を思わせるどっしりとしたテンポと、丁寧に紡がれた歌詞が印象的な一曲。
それまでのトワ・エ・モワの楽曲とは少し違う空気感を持っており、初めて歌詞を読んだときは体になじむまで何度も練習したという趣旨のエピソードも伝わっている。

歌詞は、真っ白な雪原に色とりどりの虹がかかり、その虹が国と国、人と人とをつなげていくような情景を歌っている。
北国に暮らす人々の連帯や、平和への願いを込めて作られた背景もあり、単なる恋の歌ではなく、大きな祝祭に向けた希望や高揚感を歌い上げるような広がりのある曲だと感じる。
オリンピックのテーマソングらしい、凛とした前向きさが全体を貫いている。

派手なアップテンポの曲ではないが、サビに向かって気持ちが盛り上がっていく構成になっており、ふたりで声を合わせて歌うことで曲の持つスケール感がより実感できるタイプの一曲だと思う。

ハモリ

全体傾向

1番のサビでふたりの声が重なる部分はユニゾン(同じメロディーを男女で歌う形)で、2番のサビ(ラストサビ)でふたりの声が重なる部分はハモリになっており、そのハモリパートは男性側が担当する構成になっている。

つまり、サビの重なり方が1番と2番で同じではなく、曲が進むにつれてユニゾンからハモリへと変化していく構成であることがポイント。

注意ポイント

2番のラストサビでは男性がハモリパートに回る構成になるため、1番と同じ感覚でメインメロディーを歌い続けてしまわないよう注意が必要。
男性は2番のサビに入ったところで、意識的に声の役割を切り替える必要がある。

一人練習

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おすすめの男性ハモリパート練習動画👇

ブラウザで開くと、それぞれの位置にとべるよ👇

  • 02:10 2番サビ・ハモリパート

※女性パートは1番から一貫して主旋律(同じ音程)を歌う構成のため、別途パート練習動画は掲載していません。
原曲を聴きながら練習すればOKです。

歌の全体をつかむ👇

DAMの場合

  • ガイドボーカル対応

※DAMの注意点
曲で検索するとガイドボーカルが表示されない場合がある。
上部のタブで「通常曲」をクリックするとガイドボーカル対応になる。

JOYSOUNDの場合

  • ガイドボーカル対応なし

こんな人におすすめ

  • 昭和の歌謡曲・オリンピックソングに懐かしさを感じる人
  • 落ち着いたテンポでじっくり歌えるデュエット曲を探している人
  • サビの中でユニゾンとハモリの両方を経験してみたい人
  • 定番すぎない、少し渋めの選曲をしたい人

まとめ

  • ゆったりとしたテンポで、メロディーも追いやすい
  • 2番ラストサビのみハモリという変化のある構成
  • 派手さより、サビに向けて気持ちが高まっていくタイプ

全体評価:★★★☆☆

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大きなテクニックを要する曲ではなく、テンポもゆったりしているため、初めてハモリデュエットに挑戦するふたりでも取り組みやすい部類の一曲だと思う。
ユニゾンとハモリの両方が登場する構成なので、デュエットの基本的な感覚を段階的に体験できるのも魅力。
派手に盛り上がるタイプの曲ではないぶん、しっとりと声を合わせる時間を楽しみたいふたりに向いている。

ひとこと

この曲を知ったのは、ある番組のランキング特集がきっかけだった。
聴いたことのない曲のはずなのに、なぜか懐かしさを感じる不思議な魅力があり、思わず「誰が歌っているんだろう」と調べてしまった。
答えはトワ・エ・モワ、そして山室英美子さん――現在の白鳥英美子さんだと知り、少し驚いた。
うたしるべの中で白鳥さんは、当時よく遊んでいた『FINAL FANTASY IX』のエンディングテーマ「Melodies Of Life」を歌っていた方という印象がずっと強かったからだ。
エンディングで曲が流れてきて泣いていたことを思い出し、まったく違う時代・違う曲を通じて、同じ声にまた出会えたような不思議な感覚があった。

こういう人は歌ってみて!

派手さより、ふたりで声を合わせる時間そのものを味わいたいなら、この曲がきっと似合う。
1番は寄り添うように重なり、2番でそっと声が分かれていく——その変化を、誰かとゆっくり歌ってみてほしい。

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